インフルエンザに効果を持っている医薬品の中でもタミフルは有名です。異常行動などが話題になったりもしましたが、稀ですしはっきりとした関連性の結論も出ていません。ですが、インフルエンザにタミフルが効くということは事実です。

タミフルの画像

N95マスクとタミフルでソ連型インフルエンザ予防

インフルエンザウイルスは、A型~C型の3種類に大別されており、特にA型はウイルスのエンペローブに10nm程度の血球凝集素と呼ばれるヘマグルチニンHAとノイラミニダーゼNAの形状により細分化されています。最近では、中米のグアテマラでH17N10の新型インフルエンザウイルスが発見された事から、17種類のHAと10種類のNAの組み合わせによりH1N1~H17N10の分類がされています。
インフルエンザH1N1型は、1918年~1919年にかけてスペインかぜを引き起こし1億人の命を奪ったとされ、H1N1亜型は1977年~1978年にかけてソビエト連邦の23歳以下の国民の間で流行した事からAソ連型と呼ばれています。又、H1N1pdm09型は、2009年にメキシコ発のパンデミックを引き起こしています。
現在H1N1pdm09を含むA型とB型インフルエンザに対しては、主にタミフルやリレンザなどのノイラミニダーゼ阻害作用を有する抗インフルエンザ薬が処方され、タミフルは新型インフルエンザウイルスにも有効とされ、パンデミックに備えて備蓄されています。タミフルは、予防薬としても有効性が高く、手洗いとマスクの装着の慣行や予防ワクチンの接種で更に感染率を下げる事が出来ます。しかし、通常のマスクは、インフルエンザウイルスを含む5μm程度の飛沫はカットする事が出来ますが、0.3μm程度の飛沫核はカットする事が難しいとされています。その為、インフルエンザの予防には、米国労働安全衛生研究所の規格により0.1~0.3μmの微粒子を95%以上除去する性能を有するN95マスクの使用が望ましいとされています。インフルエンザウイルス自体をカットしたい場合には、ナノフィルターが必要となります。